VR活用事例

防災訓練VR

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 VR/ARで、新しい防災訓練を。。。

 今回は、災害現場からの避難を模擬体験出来る機材などをご紹介します。

 火災で煙に巻かれたり、地震で家具が倒れてきたり、洪水が発生し、身体の一部が水に浸かるといった実際の防災訓練では危険が伴い、体験型では難しい災害体験をVR/ARで実現します。専門家監修の基、実際に災害現場に居合わせたかのような臨場感を体感出来ます。

 体験を通じ、参加者の意識の向上、被災時の有効な判断要素の学びへと繋げます。

【地震編】

 VR体験を通じて、一般的な住居スペースでの地震体験から、地震発生時の初期判断、対応をシミュレーションすること、地震の揺れを段階的に体感していくことなど、地震に関する知識を学んでいきます。

 地震が突発的に発生し、本や棚が落下してくる状況は、まるで現実空間の様。PC版とスタンドアロン版では、倒れてくる棚から身を守るため、机の下に身を隠すことが出来たり、頭に物体が当たる回数がカウントされたり、シミュレーションで、事前にどういった危険が潜んでいるのか察知し対処する訓練などが行えます。

 部屋のCG変更など、各種カスタマイズも可能です。

【火災編】

 ■スタンドアロン型VRゴーグルを用いた消火訓練システム「VR消火訓練シミュレータNeo」。

 VRゴーグルを装着し、CGで描かれた仮想オフィス空間を自由に移動しながら、目のあたりにする火災現場にて、消火器のレバーを握り、消火剤を放射する消火訓練が行えます。

 これにより、これまで体験学習が困難であった、火災現場を移動しながら消火するという動作を、VR体験を通じて学ぶことが出来るようになりました。

 ケーブルやトラッキングセンサーが不要な消火訓練VRシステム(インサイドアウト式モーショントラッキング技術(外部センサーを必要とせず、VRゴーグルに搭載したセンサーを利用して、対象物の位置を計測するトラッキング方式)を採用した、Pico Technology Japan株式会社のスタンドアロン型VRゴーグル「Pico Neo」(PCやスマートフォンを必要とせず、ケーブル類も接続せずに単体動作する一体型VRゴーグル)は、日本初(2018年11月8日同社調べ)です。

https://www.atpress.ne.jp/releases/169414/LL_img_169414_1.png (引用元)

 システムの2つの主な特徴について見ていきます。

●VRゴーグルだけで、場所を問わず体験が可能

 これまでは、VR空間内を歩いて移動する際には、VRゴーグルとハイスペックPCをケーブルで接続し、周辺の空間にトラッキングセンサーを設置する必要があったため、限られた条件の下でしか体験することは出来ませんでした。

 ところが、ワイヤレスモーショントラッキング機能を内蔵したオールインワンのVRゴーグルを採用したことで、訓練用消火器とVRゴーグルのみのシンプルな機器構成が可能となり、場所を問わず(3m×3m以上の障害物がないプレイエリアであることが必須)VR空間内を移動する体験が出来るようになりました。

左:訓練用消火器(コントローラー)、右:VRゴーグル(Pico Neo)
https://www.atpress.ne.jp/releases/169414/img_169414_2.png (引用元)

●訓練項目の増加

(1)消火器の使い方を再現

 消火する際の一連の動作は、VR機器のみならず、コントローラーとして実物の訓練用消火器で再現することが可能です。安全ピンを抜き、ホースを火元に向け、レバーを握って消火剤を放射するという一連の消火のシミュレーションが出来ます。

 実物と同様の消火器の操作要領を学習することで、いざという時に役立ちます。

(2)消火位置を的確に把握

 VR空間では、退出路の確認、確保、自身と火元との適切な消火距離など、屋内で発生した火災を仮定し、初期消火で重要な動作を学習します。 

 特に、VR空間内を自由に移動する特性を活かして、適切な消火位置へ移動してから消火を開始し、火災の規模が小さくなったら接近していくという細かな訓練が体験出来ます。

(3)消火に失敗した際の避難方法を学習

 火災が発生する中、万が一、初期消火に失敗した場合は、ただちに避難する必要があります。

 炎、高熱、煙から身を守るため、低姿勢で避難する様を体験しながら学べます。

(4)様々な火災現場を想定し、カスタマイズ

 オフィス内における火災発生の場面に加え、ユーザーのニーズに対応した工場やキッチンの場面の追加など、カスタマイズが可能です。

 これらのシステムは、実際に、東京ミッドタウンマネジメント株式会社の防火訓練用に導入されています。

 消火器を使用した本格体験は、「VR 消火訓練」でも可能です。

 ■VR消化訓練シミュレーター MXモバイリング

 360°画像で、より臨場感ある火災現場を再現し、効果的な消火訓練を実現しています。

 常設、特設などの環境を問わず、いつでも、どこでも、誰でも、何度でも、実際さながらの消火訓練が行えます。

 VRゴーグルと消火器がbluetoothで連動する仕組みで、Wi-Fi環境があればコード不要で、モニターやTVにミラーリング出来ます。

ジャンル疑似体験
推奨年齢7歳以上
使用機材GearVR
プレイ時間約3分
必要スペース3m×3m
電源の必要有無不要 ※充電用にあるとなお良し
セット内容①VRゴーグル(GearVR+Galaxy) 1セット
②消火器キット 1式
③映像出力用外部ディスプレイ
④VRゴーグル用衛生マスク100枚
⑤運営マニュアル

【避難訓練編】

 株式会社理経の避難体験VR(土砂災害編)では、2018年7月に発生した西日本豪雨の土砂災害発生前から災害発生に至るまでの気象状況および住宅付近の状況を再現しています。災害の疑似体験を通じて、避難のタイミングなどを体験学習します。VR体験は、PC接続型 ヘッドマウンドディスプレイが必要です。

 システムの2つの主な特徴について見ていきます。

 ●実体験に基づいた土砂災害発生時の再現

 西日本豪雨の土砂災害で実際に被害に遭われた方へのインタビューや現場検証を基に、シナリオは構成されています。

 ●自治体と共同開発した全国初の土砂災害VR

 被害状況を時系列で細かく再現した長編と、土石流発生状況に焦点を当てた短編があり、状況に合わせて活用出来ます。

【洪水編】

 豪雨により、洪水に巻き込まれた状況を仮定した訓練が行えます。目の前にある物体や波の動きなど、よりリアルな災害を体験でき、自分のいる空間、場所が浸水したらどうなるかをシミュレーションし、行動を考えることが出来ます。

 状況のカスタマイズも可能です。

【まとめ】

 いつ、どこで、誰がを予測することは不可能である、災害。
VR技術が進み、体験し難い仮想空間体験も可能な時代となってきています。
大いに活用し、日頃から何事も身近に感じ、いざという時に備えましょう。
またこの機会に、家にある備蓄している防災グッズなど再度点検してみてはいかがでしょうか。

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