VR活用事例

eラーニング×VR

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VR/AR/MRなどの技術的なイノベーションは、日々進化しており、学習や医療の分野にも積極的に取り入れられています。特に今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大人数で決まった時間に研修、学習をまとめて行うことの難しさから、VRといった最新テクノロジーを利用することの重要性が浮き彫りとなり、改めて人々の注目を集めています。

ここでは、eラーニングにVRコンテンツを活用したサービスを展開する国内外の企業をご紹介します。

ProSeeds

 スマートフォンに装着可能なヘッドマウントディスプレイを用いた、新しい学習体験を受講者に提供することで、臨場感溢れる学習が可能になる、360 °VR動画を活用した体験型eラーニングです。

※VRゴーグルをお持ちの方はYouTubeアプリでご覧ください。

 空間への没入感を使った仮想体験を活かしたコンテンツになっています。自分を軸に、上下や左右、背後を見回しながら、情報漏えいの可能性のある危険な箇所を注意深く探すことが出来ます。動画を視聴後、見逃した箇所をもう一度見たくなるような、滞在時間の長い体験型eラーニングが可能です。

 今後、このようなコンテンツは、危険業務の仮想体験や顧客の反応や感情理解などのヒューマンスキル教育、接客業における基本対応やクレーム対応、熟練技術の伝達、危険業務の仮想体験、体験機会が少ない施設や場所に対する教育の場面において、高い教育効果を発揮すると考えられています。

エドガ

 VRの企業向け導入支援・制作を行う株式会社エドガは、講演やスピーチのトレーニングをVR空間で行うシステム「パブリックスピーチ・トレーニングVR β版」をリリース。VRヘッドセット・PCなどに、ソフトウエアをインストールして使用します。

 他人に見られる緊張感を再現するだけでなく、身体データを収集し、効率的なスピーチ練習をサポートします。

 これまで、人前でのスピーチ練習のために緊張感や高揚感を得ながら、本番さながらの環境を用意するのは難しいことでした。しかし、パブリックスピーチ・トレーニングVR β版を活用することで、仮想空間の中に聴衆や壇上の臨場感を再現し、本番と同様の緊張感を得ながら、スピーチを練習することが出来るようになります。

http://user-images.strikinglycdn.com/res/hrscywv4p/image/upload/c_limit,fl_lossy,h_9000,w_1200,f_auto,q_auto/1047533/sub1_ldbh5u.jpg (引用元)

 また、人前での講演・スピーチを、より聴衆に効果的に聴かせるには、ジェスチャーや声のスピード・強弱、会場全体への目配せなど、全身を使ったパフォーマンスが必要になります。本製品は、単に本番と同様の環境を演出するだけでなく、スピーカーの動きなど5種類のデータを収集・スコアリングし、スピーチスキルを定量的に表現することで改善点を見つけやすくし、効率的なスピーチの練習が可能になります。

http://user-images.strikinglycdn.com/res/hrscywv4p/image/upload/c_limit,fl_lossy,h_9000,w_1200,f_auto,q_auto/1047533/sub2_remboz.jpg (引用元)

パブリックスピーチ・トレーニングVR β版で、集計・スコアリングされるもの

ジェスチャーダイナミズム判定:
身振り・手振りの動きのデータを収集し、動きの大きさなどを計測。

ヒートマップによる目配せ判定:
目線の動きのデータを収集し、広範囲に目配せ出来ているかを計測。

緊張度合いの判定:
心拍数データを収集し、どのくらい緊張しているかを計測。

声の測定:
音声データを収集し、声量を計測。

立ち振る舞いのレコーディング:
自身の動きをアバターにレコーディングさせ、第三者視点で確認。

http://user-images.strikinglycdn.com/res/hrscywv4p/image/upload/c_limit,fl_lossy,h_9000,w_1200,f_auto,q_auto/1047533/sub3_xlonp5.jpg (引用元)

 本バージョンでは、デフォルトで会場や聴衆の規模が設定されています。今後は、ユーザーの要望により、シチュエーションなど個別カスタマイズが可能になる見込みです。例えば、企業のエグゼクティブによるスピーカー数百人規模のビジネスカンファレンスやニュース発表の記者会見など、VRならではの技術で、本番に近い環境を仮想空間にて再現することが出来るようになります。

デジタル・ナレッジ                                                   

 デジタル・ナレッジでは、従来のeラーニングに教育用VRコンテンツサービスを導入することで、より伝わりやすく、分かりやすい教育の実現を目指しています。

 火事、クレーマーの対応、リアルな映像体験を提供する仮想現実技術を、VRにて体験型教育に活用出来るのではないかと考え、今までのeラーニングの主要な用途であった、知識教育の幅を広げ、体験の教育用途にeラーニングを活用するソリューションとして、VRを推進しています。

 主に、VRコンテンツ化するメニューは、3つあります。

 1つ目は、VR危険体験。迫り来る炎、火事などの非常時を体験可能です。

 2つ目は、VRロールプレイ。激しいクレーマーへの対応など、相手役が必要な体験を、何度でも体験可能です。1つ目と2つ目のVRは、2眼3D機能が有効です。

 3つ目は、VR体験マニュアル。360°の機能により、360度見渡すことの出来る体験が可能です。

 通常の講義や研修では、効果が薄く、非効率的だった部分の教育や学習をVRで体験することで、これまで教育し辛かったこと、分かり辛かったことを、教育しやすく、分かりやすい教育に変えて行くことを課題としています。

海外

Nearpod

 Nearpodは、幼稚園から高校生まで学べるVRのコースを約100種類以上提供しています。タブレットによる、VR体験です。

 これらは、学校の先生が授業の教材として使用でき、また、Nearpodを通して、先生が生徒の回答や反応を収集することも可能です。

 円滑に授業を進めるためのプラットフォームとして、大きな役割を担っています。教室での利用が多く、タブレットメインで活用されており、VR体験や、授業の教科書やノート代わりになっているようです。

zSpace

 ※心臓の鼓動音が聞こえます。

 Zspaceも、小学生から高校生を対象としたVR教材を多く提供しています。

 特徴としては、ノートパソコンのようなディスプレイ型のデバイスを使用し、専用のメガネで見ると、目の前に物体があるように映ります。そして、専用のペンツールを操作すれば、自由自在に動かすことが可能です。

 Nearpodと同様、ゴーグルはメインでの利用はなく、学習者が快適にVR学習を進めることが可能であるかどうかを追求したものです。

 デモ動画にあるように、立体的に表現した方が理解しやすい分野(例えば、STEM関連、人体の臓器の形状など)で、より理解しやすく、より楽しく学ぶためにVRを活用するのは、未来志向と言えるでしょう。

Walmart

 アメリカの小売業大手walmartでは、企業の研修にVRを活用しています。

 講師による店舗での実地研修に代わって、VRを使った研修プログラムになっています。

 電話の掛け方、ブラックフライデーイベントでどのように接客を行うかなど、顧客が目にするのと同じ目線を体験出来るため、より接客がしやすくなるといった利点が生まれます。

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