VR活用事例

VR化が進む、OJTの最新情報

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これまで、企業のVR体験においては、接客を伴うVRトレーニングが広く活用され、様々な分野に応用出来る進化の余地は、まだまだ十分に残されています。

VRを活用した研修や人材教育は、様々な企業が導入を進めており、続々と事例が増えています。直近では、ファミリーマートやJALが導入しています。

新しい試みとして、大手飲食チェーンの松屋が、調理のVRトレーニングを導入。eラーニングと組み合わせることで、アルバイトスタッフの入社時教育を、ほぼ全面的にカバーしており、作業効率の向上や教育時間の削減などで成果を上げています。

松屋フーズ

https://www.moguravr.com/wp-content/uploads/2020/12/202012241750785000.jpg (引用元)
https://prtimes.jp/i/12383/552/resize/d12383-552-147093-1.png (引用元)

 松屋フーズでは、2019年に、接客においてVRトレーニングを取り入れており、今回調理については国内初の試みです。OJTで教えていた内容が、全て網羅された内容になっています。

 このVRトレーニングは、導入実績2000超を誇るeラーニング専門ソリューション企業、株式会社デジタル・ナレッジ(本社:東京都台東区)と、CGやVR制作で国内トップレベルの実績を持つ株式会社積木制作による共同教育研修ソリューション開発によるものです。

 受講者はVRヘッドセットを装着し、CGで再現されたお手本を見ながら調理手順や器具の使い方などを学びます。調理の他、券売機操作やピーク時の混雑対応、トラブル対応、セルフ店接客が学べます。

 これまでOJTで教えていた1つ1つの動き、ポイントをナレーションに落とし込み、説明していますので、仮想空間の中で実際と全く同様の動きをしながらしっかりと学べるものになっています。

 言語は日本語のほか、ベトナム語や中国語に対応しています。

 最大の特徴は、判定機能です。調理手順や器具の使い方、また、店舗での接客に欠かせない「いらっしゃいませ」や、「ありがとうございました」などの発声の大きさや速度、目線などに対し、定められた基準に達しているかどうかを自動でテスト判定します。

https://prtimes.jp/i/12383/552/resize/d12383-552-913645-2.png (引用元)

 その他、混雑時の正しい対応を「このシーンでは何を優先する?」といった3~4択のクイズ形式で学ぶなど、手順など正しい動作に繋がる重要なポイントを、自動判定。クリアしないと前に進めません。ゲーム感覚で楽しく取り組む中、正しい動作が身に付く仕組みとなっています。

https://prtimes.jp/i/12383/552/resize/d12383-552-782393-3.png (引用元)

 OJTのVR化で期待される効果

1.OJT教育の標準化
これまで、各店で個々に実施されていたOJT教育を標準化。正しい内容を均一に多店舗展開する仕組みを構築しました。

2.再現が難しい状況を疑似体験
券売機トラブルなど、再現しづらい(意図的に起こすことをしづらい)状況を、VRで事前に疑似体験することで、正しい対応を学び、スタッフの対応力・現場力を強化。新人アルバイトが実際に店舗業務をスタートさせる際の緊張や、プレッシャーを和らげる効果も期待されます。

3.能動的教育や繰り返し訓練を可能に
実際に注文が入った際にしか教えることが出来なかった調理も、VRなら注文状況に関わらず、いつでも能動的な教育が可能。VRをナレーションなしモードにすることで、繰り返し訓練が出来ます。

4.外国人スタッフの教育を効率化
日本語の他、ベトナム語、中国語に対応。昨今増えている外国人スタッフが、スムーズに店舗業務に入るための大きな役割を果たしています。
 

 従来、新人アルバイトの入社時研修は、マニュアル等による知識教育とOJTの2本立てで実施されてきました。時間にして、約3時間程度。その間、トレーナー役の店長や社員は、他の仕事をすることが出来ませんでした。

 VR導入後は、「eラーニングによる自己学習」+「VR研修」で、入社時研修が実施可能となり、教育時間の短縮や店長の労働時間削減、コストカットなど様々な面で成果を上げています。

 松屋フーズには、VRによる実践トレーニングの実現に留まらず、能動的に学び、働ける仕組みを目指しています。言われたからやるのではなく、楽しく能動的に取り組んでいたらいつの間にか出来ていたというVR活用で、店舗教育の概念を変化させ、人材育成を進化させたいという想いがあります。

ロマンテック

 ロマンテックの訓練・トレーニングVRの特徴は、実際のモノをVR空間内に持ち込める点です。従来のVR技術を用いた訓練では、実際のモノとの連動が難しく、訓練時のリアルさに課題がありました。

 実際の設計を伴うプロダクトデザインで培った技術と経験を基に、VRとモノを連携する高い技術力を有しています。

https://vr.romantech.co.jp/wp-content/uploads/2020/04/1024-5-1-e1587027873382.png (引用元)

 大型レストランやフォーストフード店の調理訓練を、VR空間内で体験します。実際の調理器具を手に持ち、調理順序の確認を含めた訓練を行います。各レストラン、各拠点で随時実施することができ、クオリティーの統一化が図れ、トレーナーの人件費などのコストを削減することが出来ます。

DIGITAL GARDEN「Study Kitchen」

調理工程と衛生管理手順を効果的に学習

 Study Kitchenは、スーパーのバックヤードや飲食店向けに開発した研修用VR アプリケーションです。

 近年、日本国内に置ける外国人労働者の数は、年々増加の一途を辿っており、特に中国、ベトナム、フィリピン、ブラジル、ネパール等、諸外国出身の労働者の受け入れが、毎年15%~20%という高い割合で拡大しています。そのため、労働者をどのように教育していくかが課題となっています。

 特に、食品を扱う業界では商品の品質を一定に保つため、調理工程がかなり細かく決められており、また衛生管理に関する手順も厳しく設定されていますが、これらを様々な国籍のスタッフに対して説明、レクチャーを行うことは、現場レベルではかなり困難で、非常に多くの時間とコストが掛かります。

 そこで開発されたのが、Study KitchenというVRアプリケーションです。

 様々な言語に対応でき、国籍に関係なく一定の調理工程や衛生管理手順を学習することが可能です。VR で体験することにより、実際に現場で使用する調理器具を操作しながら、何度も繰り返しトレーニングをすることにより、マニュアルなど他の媒体で研修するよりも高い研修効果を発揮します。

 また、実際の研修とは異なり、複数の受講者を複数の言語で、同時進行的にトレーニングを行うことで、教育に対する時間的コストや人件費を抑えることも可能です。

http://www.dgi.co.jp/interactive/wp-content/uploads/2020/03/StudyKitchenThumb.jpg (引用元)
http://www.dgi.co.jp/interactive/wp-content/uploads/2020/03/StudyKitchenThumb07-1-1024×620.jpg (引用元)

テスト機能とログ収集

 Study Kitchenには、調理手順を学習するための確認モードと、学習した手順が定着しているかを確認するためのテストモードが実装されています。

 テストモードでの操作内容をログとして出力する機能があり、受講者がどの工程でつまずいているのか、間違いの多い工程はどこなのかを確認することが出来ます。

 また、ログを集計することにより、調理工程、衛生管理手順の見直し、最適化に利用することも可能です。

http://www.dgi.co.jp/interactive/wp-content/uploads/2020/03/StudyKitchenThumb04-1024×577.jpg (引用元)
http://www.dgi.co.jp/interactive/wp-content/uploads/2020/03/StudyKitchenThumb05-1024×572.jpg (引用元)
http://www.dgi.co.jp/interactive/wp-content/uploads/2020/03/StudyKitchenThumb02-1024×569.jpg (引用元)

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